地域の方々が大切にしている『氷室天神宮』です。
天満宮ではなく、天神宮です。
大津の老人の方に聞いたお話です。
社の前には小屋があり、
集落の人はその小屋を「芝居小屋」と呼んでいます。
昔は小屋がなく、社だけだったそうです。
いつからか秋祭りの時に旅回り役者が来るようになりました。
役者小屋が必要になったので
住民が協力して山から太い丸太を切りだしたりして
急遽、作ったそうです。
秋祭りにはムシロの桟敷席もあって
芝居を見ながら弁当や寿司・柿の渋抜き・栗・お酒を持って
皆で楽しんだとの事。
「役者にもおひねりを投げたりしたね」とか
「宵宮、本宮と2日間も芝居が続き、役者が帰ったら寂しかったね」と
当時を思い出しながら、しみじみとお話をされていました。
今もその名残で「芝居の花道」らしきものが・・・それも遠い昔こと
社の横に廻ると、素晴らしい「彫り物」の装飾があるのには驚きと感動です。
地元の人に話すと昔から見慣れているので
大したことじゃないみたい。
でも、初めて見る人は感動すると思う。
そして、私がそうだったように誰かに話したくなると思います。
ひとまわりすると色々な彫り物に出会えます。
宮大工さんはすごいですね。
ご覧になりたい方へは、私がご案内をします。
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