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執筆者の写真叶崎ぱん 夢の

013 九死に一生を得る

更新日:2022年7月15日

夏が始まると思い出すのがこの体験です。


あれは日曜日のお天気のとっても良い日の出来事です。

朝からおにぎりとお菓子を持って「磯遊び」に行った時の事。

自転車にバケツと道具を入れて、いざ出発です。


目的地について、さぁ~いつものところで早速貝採りにと思っていたのに…

そのままならば何も起こらなかったのに。

もっとたくさんと欲を出したのがいけなかったのですね。


他の場所へ移って貝採りを再開しました。(貝とはアナゴの事です)

思った通りに、岩に大きくって沢山の貝がくっついていました。

岩の貝を取り終えてしまいました。


目の前にも岩がありました。想像してみて下さい。

他の岩にもきっと貝がついていると思いませんか?


運よくその日に限って「水中メガネ」をかけていたので岩めがけて飛び込みました。

今思えば「水中メガネ」がいけなかったのですね。

いつもはコンタクトレンズを装着していたので、海で無くしては大変なので、飛び込みなんて無鉄砲なことは、絶対しなかったのに。


『右は深みが、左は安全』と頭では思っていたのに間違ってしまいました。

深みのほうに飛び込んでしまいました。そのまま目を開けずに泳いでいたならば岩に簡単に着くはずだったのですが


『アッしまった!』と目を開けて下を見るとすごい深みが見えパニックに陥りました。

バタバタして海水を飲んでしまい『このまま死んでしまうのか』と思いました。


苦しくなり、ふと大津で見たお葬式の風景(みんなでお見送りする)を思い出しました。

『ここで死んだらかっこ悪い』と思いながらも、海水をいっぱい飲んでだんだん苦しくなりました。


『バタバタしていたらより苦しい』と覚悟を決めて、おとなしく静かにしていたら自然に『お母さん助けて!』心で云ってみたのです。そうしたら岩が左右に目の前に現れて必死でしがみつき何とか助かりました。(大げさじゃなく光が見えました)


岩の上で飲んだ海水を血と一緒に吐き出しました。

主人が来て「どうしたのか」と聞くのでおぼれた事を説明しました。

主人は立ち泳ぎで私をおんぶして浜まで無事戻る事が出来ました。


後から聞くとあの辺りは危険で人が行かないようです。

何かに導かれて行ったのかも知れません。


母が亡くなって間もないころの事でした。

観音さまと母に助けて頂いた命です。そして主人にも。


叶崎観音さまの近辺の海での出来事です。

観音様の近くなのできっと助けて下さったのでしょう。

叶崎観音さまが…やはりご縁があるのですね。


それからのちの事です。私が「夢の叶崎ぱん」を始めたのは。



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