ライ麦パン作り。
この感動を伝えたくって書いてみました。
『一般的なパン生地は?』白くって、赤ちゃんの頬っぺみたいにフワフワな感じです。
まん丸くなった生地を見て幸せを感じます。
『ライ麦パンは?』と云うとまた違った幸せ感です。
初めて捏ねた時は、材料の分量を間違たのかと思うほどベタ付いてどうにもならなく、手には生地がくっついて泣きたくなるくらいでした。
『もう作りたくない』と思いながらも、粉を足そうかなあ?でもパンの出来上がりが固くなってしまいそうだしと諦めて捏ねていくと変化があったのです。
気が付かないうちにあんなにくっついて、どうにもならなかった生地が、私の手が綺麗になっていたのです。言葉で表せないような何とも言えない生地。
出来上がった生地は以前何処かで出会ったような石のようです。硬さじゃなく見た目です。
木曽路の川の丸い団子石(勝手に名付けました)・大津で初めての磯遊びで濡れているのも知らずに飛び移って滑ってしまったまるい石・ハイキングクラブで行った関西の山々で見つけたまん丸い石。
欲目で見るとつるつるの大理石のようです。
さまざまなことを思い出しながら作るこの時間。
この15分間の変化を楽しみたくってライ麦パン作りを続けています。ベタベタから綺麗な手に変化するのも楽しみのひとつです。もちろん焼き上がりのライ麦パンの香りも。
焼きあがったパンはほんのり甘く食事パンにもおやつにもお勧めです。
ライ麦パン作りに興味がある方と一緒にこの感動を分かち合いたいと思います。
いつも思っています。一緒に作りたい方があらわれますように。
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