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執筆者の写真叶崎ぱん 夢の

030 犬好きから猫好きになった話

更新日:2022年12月11日

実家では、猫も犬も飼っていました。

猫はネズミ捕りのために飼っていたと思います。

どちらかと言えば猫よりも犬が好きでした。

小学生の頃は、学校の帰りに捨て犬を見つけては、家に持ち帰り叱られたものです。


大津へ帰ってから、まもなくして猫嫌いになる出来事が起こりました。


大津では、法事の前日にチラシずしを作って各家庭に配る習わしがあったようです。

ある日の午後、近所からチラシずしを頂き、袋に入れて持って帰る途中、1匹の猫に出会いました。


ニャーニャーとうるさく泣きながら、私にまつわり付いて離れません。今にも袋にとびかかりそうな勢いでした。


急いで近くの畑の柵の中に逃げ込み、扉を閉め、その光景は、まるで私が動物園の檻の中にいるようでした。『このまま夕方まで誰も来なかったらどうしょうか?助けてと叫ぼうか』と考えていると運よく、友達が通ったので助けてもらい、無事家に帰れました。

のら猫には食べ物を見せてはいけないことを知りました。それからです。猫嫌いになったのは。


近所で可愛い子猫が生まれました。

赤ちゃん猫なので、もちろん可愛いかったのです。

畑の中で鳴き声がするので、ふと見ると種を蒔いたところに子猫が座って泣いています。

畑から出そうと思って、そーっと近づきました。

抱っこしょうと手を伸ばすと、一人前に牙をむいて威嚇してきたのです。

その時も友人に助けてもらいました。小さいからと侮ってはいけないです。

やはり動物です。もう猫は懲り懲り。

畑を耕せば必ず入って荒らす猫が嫌いになってしまいました。


そんな私がどういう訳か、猫の好きな人たちと縁があったのです。

まずはオーナーそして友人、地域でお世話になっているおばさんたち。

みんな猫愛が強くって、いつの間にか私にも、その愛が伝線したかのように猫好きになってしまいました。

よくよく見ていると可愛い仕草、人懐っこさ、かしこさが分かり今では猫を見つけてはカメラで撮り放題です。



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